有限会社すたじお・くろす!

突然の平日更新でございます!
なんかね、Twitter眺めててどうしても呟きたくなたことがあったので
長々と話したいと思います。

内容は今のゲーム業界について
普段の冬月ならぬ真面目なことを書くわ
当てになるかどうかはわからないけども

ゲーム業界に身を移して2年半ぐらいになるけど
ゲームを作る業界のいろんな場所が見えてきて
今後どうしていこうか考えてるそだ

冬月の主観が入ってるから他の人からのイメージと違うかもしれないけど
今の仕事の感想とかこれからどうしていくかを
だらだらか書きますよん。ってことで「続きを読む」からどうぞー


まず、今からゲーム業界を目指している若き人達が知りたいのは
どんな勉強をして、どんな知識があれば入れるのか?
ってことですよね。

結論から言いますと
「C++言語がひと通り使える程度」でプログラム知識は十分ですわ
アドレス、構造体、Class(カプセル化)、ビット演算、ファイルの入出力。くらいかしらね

IT検定とかプログラム系の資格や検定とかありますが、
結果的に仕様書の通りに動けば問題ないので無くても仕事は出来ます。
てか、冬月が運転免許以外もってないしな。

ただし、ゲーム的なプログラムの知識は必要で
3D空間で有る一点を追いかけるプログラム、とか、画像2枚使ってのスクロール処理、マップチップの処理の仕方とか
誰にも聞かずに作れないとまずいですな。

ゲーム系の専門学校行ってて普通ぐらいの成績を納めてる人は確実にクリアしてます
ただし、SONY、ニンテンドウ、コナミ、バンナムに行く場合は4年大学の理工系のほうが有利かもしれません
入社してからプログラムとか教えてもらえますからね。その前に数学系の公式はマスターしたほうがいいです。

ですが、どこも不況の影響で雇ってくれにくいのは確かですので
数受けて自分の性格と会社が合うところを探すしかありませんわ
……あまり参考になってないかもしれませんわね。

次に仕事内容かな。
と言っても、会社との契約上話せることが限られてきてるので、かなり抽象的になるが
そこは勘弁してくれ。

まー、仕事の仕方は会社によってそれぞれだよ
中小企業になると即戦力を求めるから、プログラム以外にも多少の3Dの知識、グラフィックの知識もいるかも知れないよ
そのかわり、身につくようなことはたくさんあるね。体が持てば。

大きい会社になると、分業がちゃんと図られてるので
プログラマは仕様書通りに動くプログラムを作る技術が入ります。
ぶっちゃけて言えば、与えられた仕事をこなすサラリーマンと変わらないです

中小企業のほうが企画との距離(デスクとか人間関係的にも)近いので
自分の意見が結構反映されます。
冬月もあるPSPのゲームでは自分が勝手に入れた仕様が実際に動いてます

そのぶん、かなり仕事量が多い。
同人活動で、同人誌、同人ゲームを作っている人はその辛さがわかるかもしれません
まあ、それが楽しい所でもあるんだけどね

ザクッとこんな感じの環境で冬月は働いてるよ
最近は微妙に不自由な環境のせいか、体の所々が不調をきたしてるようね

さて、今まで仕事してて一番思うのは
「商売としてゲームを作っているのか」か「おもちゃとしてゲームを作っているのか」のギャップです
これって意外に重要。

冬月は前者の「商売としてゲームを作っている会社」に勤めてるんだけど
上層部の意識が「いかにユーザーから1円でも多くのお金を巻き上げるか」を考えて動いてます
まあ、会社という組織としては間違ってないとは思いますわ。

組織として間違ってないなら、何が変と感じているかというと
「ユーザーにとってこのアイテムは100円~300円を課金させる価値がある」ということを全く考えてないんです
どう考えているかというと「いかにユーザーを100~300円するアイテムを買わせる状態に持っていくのか」ってことなんです。

えーはっきり言いますよー
ソーシャルゲームの課金アイテムは「押し売りの布団販売、化粧品販売」と何ら変わりありません。
どうですか、このアイテムを買えばもう一度遊べるんですよ!すごいでしょ?みたいな感じです。

で、肝心なゲームといえば
某ドラゴンをモチーフにした(DQじゃないよ)ゲームのパクリが6割ほどしめてます。
ぶっちゃけ詐欺だと思います。自分もそのゲームの開発に関わってるのですが……

ゲームのオタクとして、これからゲーム会社をつくろうとしてる冬月は今の仕事をあえて否定して言います
「日本のソーシャルゲームをやるくらいならPSPや3DSのクソゲーのほうが価値がある」と
今は生活のためにソーシャルゲームを作ってますけども……

さて、散々今のゲーム環境を批判した所で
冬月先生はどんな感じにしたいんだ?

それが、冬月は
ゲームで稼ごうと考えてないらしいにゃ
なにいってんの?

えーっと、今の世の中ゲームというデジタル媒体が
無価値に近いのは痛いほどわかっているわけです。
おめーらどうせP2Pで落とすんだろ、何ヶ月も待った大好きな作品とかも。

あのて、この手でゲーム会社(エロゲー会社が特に)手段として
出すお店ごとに特典を変える事によって付加価値をつけるというものがあります
ゲームそのものはデータですが、特典はデータでは保存できないという点をついたものです。

そういうのでもいいのですが、自分がるのは
ゲームのキャラを使った2次展開の商品で稼ぐという方法です
簡単な例がプリンターとインク商法です。

プリンターとインク商法って
プリンターは原価割れでもいいような安値で売らせて、インク代をちょっと割高にしてプリンター代をペイするやり方だよな?
2次展開ってなんだ?

キャラソンとか、グッツとかだよん。
つまり、ゲーム自体は冬月の妄想を爆発させて安く売って、そこから展開されるキャラクターものや2次作品とかで
元を取ろうとするやり方です。

人によっては好きになるキャラクターとか違うでしょうから、その関連で豊富に商品を出すわけですわ
ゲーム本編はキャラの事細かい描写を行なって制作費無視で行なって、出来る限り納得行くものを作るための手段でもあります
……確実に夢物語ではありますが

ちょっとした自慢でもあるんですが
冬月が悪乗りして本気出したものって、なぜか各方面で話題を取ったりします。
人を乗せることや、暴走させるのは得意なんで、それを形に出来る手段さえあれば確実にウケる自信はあります。

だけど、そういうのって、コアなファンしか受けないし、どう見ても採算取れません。
じゃあ、売る目的で作らなければいいじゃない、って逆転の発想に行き着きました。

あとは、本家がぶっ飛んでれば
東方みたいに2次作品でぶっ飛んでもらって、アレやこれやでいじってもらえると思います。
いじってもらったらこっちの計算どおりです。

いじってもらう→いろんな人に見てもらえる→関連商品をかってもらう→
その資金を元に新たなゲームを開発→最初に戻る
って感じで回ればなぁ、と思ってます。

その前に、ともに馬鹿やってくれる仲間を探す必要があるのですがね。。。。

気軽にコメントをどうぞ!

この記事に関すること冬月に聞きたいこと等、小さいことでもコメントしていただける嬉しいです。冬月に直接連絡したい方は下のお問合せフォームをお使いください。(メール送信されます)

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。※メールアドレスは公開されることは有りません。


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.

野望の関連記事